塩化廃棄物/脱塩処理
焼却施設から排出された焼却灰を、電気式溶融炉を使用して再資源化します。 焼却灰、焼却飛灰、脱塩飛灰、無機汚泥を高温で溶融し、徐冷・再結晶化させ「溶融還元石 エコストーン」に生まれ変わります。 溶融メタルは有価金属として売却し、外部の精錬工場で金属素材として再生します。さらに集塵装置で捕集した溶融飛灰は亜鉛、鉛が豊富に含まれるため非鉄精錬工場で再資源化します。 | ![]() |
円滑な溶融処理のための前工程として塩分が含まれたままの廃棄物を溶融処理すると、炉の破損や老朽化を招く恐れがあります。加えて生成される溶融還元石に塩分が混入すると、再資源化に適した品質を保つことか難しくなります。 |
|
安全、高品質なリサイクル材として脱塩設備にて塩分を除去後、そのままセメント向け再生素材などにリサイクルされます。 |
|
![]() |
フレコンバック及ダンプカー(バラ積)様々な荷姿での受け入れに対応します。 |
![]() |
フィルタープレス加圧によって効率的・効果的に濾過を行うフィルタープレスも活用した、高品質な脱塩処理を実施しています。 |
脱塩処理設備 対象品目 : 燃え殻、汚泥、ガラスくず及び陶磁器くず、ばいじん 特定有害ばいじん、 特定有害燃え殻(以上 Cd、Pb、Cr6+、As、Se を含むもの) 注)ガラスくず及び陶磁器くず、ならびにがれき類は石綿含有産業廃棄物を除きます。 注)燃え殻、汚泥、鉱さい、ばいじん、廃酸、廃アルカリは水銀含有ばいじん等を除きます。 注)全ての産業廃棄物において水銀使用製品産業廃棄物を除きます。 処理能力 : 31.8t/日 稼働時間 : 24h/日 構造・設備の概要 ①飛灰等受入装置(ジェットパック、フレコン、天蓋付ダンプカー及びアームローダーで受入可) ②脱塩装置 ③排水処理 環境保全対策 ・脱塩設備、処理前製品、中間処理後製品等は、全て屋根付建屋内に設置・保管するとともに、要部は環境集塵装置を使用して粉塵を捕集しています。 |